◆米大リーグ メッツ8―2ロッキーズ(31日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 メッツ・千賀滉大投手(32)が31日(日本時間6月1日)、本拠のロッキーズ戦に先発して7回途中2失点で6勝目(3敗)を挙げた。

 初回いきなり珍プレーが生まれた。

先頭打者のベックをカウント1―2と追い込むと、ピッチクロック残り8秒までに打者が準備を完了しておらず、ピッチクロック違反で自動ストライク。空振りでも見逃しでもない三振が記録された。ところが続くトーバーに決め球のフォークを打たれて左越えの3号ソロを被弾。後続の打者を2者連続三振に仕留め、1失点で立ち上がった。

 立ち直った千賀は1回1死から6回まで17打者連続で凡退。7回、先頭打者に四球を与え、1死一、二塁からエストラダに左前適時打を打たれ、2点目を失ったところで降板となった。

 6回1/3で92球を投げ、55球がストライク。2安打2失点2四球7奪三振。規定投球回に再登場した防御率は1・60でナ・リーグトップ、MLB3位となった。

 防御率について「数日したらまた(規定投球回割れで)消えるようなイニングしか投げてないですし、とにかくちゃんと、いいような終わり方をしたい」と千賀。7回に突然リズムがおかしくなったように見えた点については「球数がいってバタついて交代が続いてる。自分自身数字というものに対してはまだまだまだ先も長いので、本当に何も思ってないんですけど、とにかく今自分がやるべきことをちゃんとやって、シーズンをいい成績で終われるように常に日々考えて過ごしたい」とエースとして長いシーズンを見据えていた。

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