東京六大学野球春季リーグ戦は1日、全日程を終了。立大のリードオフマン・山形球道外野手(4年=興南)が打率4割4分4厘、5本塁打、17打点で3冠王に輝いた。

立大選手の3冠王は1966年春の槌田誠以来、59年ぶり2人目だ。

 立大打者のシーズン安打記録はこれまで、1950年秋・篠原一豊、2011年秋・那賀裕司、2013年秋・岡部通織の23安打が最多だったが、山形のシーズン24安打はチーム史上、最多安打となった。

 さらに山形は今年100周年を迎えた東京六大学野球リーグで、沖縄の高校出身の選手では初の首位打者になった。

 東都リーグでは2000年秋、2001年秋に新垣道太(駒大・沖縄水産)が、首都リーグでは1973年秋に宮城光洋(東海大・興南)、2009年秋に比屋根渉(城西大・沖縄尚学)が首位打者になっている。

 「球道」の名前の由来は、水島新司さんの野球漫画「球道くん」。作品内で繰り返される言葉「球けがれなく道けわし」を地で行き、野球道を突き進む。

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