◆パ・リーグ 日本ハム1―0ロッテ(1日・エスコンフィールド)
日本ハムはロッテに1―0で2試合連続サヨナラ勝ちし、今季5度目の3連勝。先発の北山亘基投手(26)が7回を5安打6奪三振、無失点に抑えた。
7回2死一、三塁、友杉を遊飛に仕留めると右手でグラブを3度たたきガッツポーズを見せた。中10日で好投し「抜群の入りができた。中盤は少し球数を要してしまいもったいなかったけど、なんとか試合はつくれたのは評価できる」。4勝目とはならなかったが、9回のレイエスのサヨナラ弾を呼び込み防御率は1・35に向上。西武・今井、隅田に次ぐリーグ3位に躍り出た。
「心も体も元気な状態で練習した方が内容も良くなる」と今季は睡眠を重要視。「いい睡眠をとるために、今の体がどういう状態か分かる」と睡眠計を使い、運動量や心拍変動を参考に睡眠の質を追求している。「自律神経だったり、リラックスする状態とスイッチが入る状態の切り替えができているかが大事」と分析し、就寝前にはブルーライトをカットする眼鏡を使う。さらに「枕は頭が出てくる。立ち姿勢に近い形で寝たいので」と枕を使わないこだわりようだ。
昨季は14登板で5勝止まり。豊富な知識で「教授」の愛称を持つ右腕が、安眠パワーで勝利に貢献していく。
〇…ロッテ戦の前には、2日に40歳の誕生日を迎える宮西へ救援陣9人が「誕生日おめでとう!」と1文字ずつ書かれたTシャツを着て祝福。バースデーソングも歌った。「ビックリした。ロッカーに行ったら誰もおらんから遅刻したかと思った」と笑った。今季は14試合で防御率2・00と好調。「40までこの世界にいるってことは考えていなかった。いろんな方にサポートしてもらってここまで来られた。40歳の年に優勝を味わえたら」と誓った。