◆高校野球◇春季全道大会 ▽決勝 旭川実4-5北海(1日・札幌円山)

 決勝が行われ、初優勝を目指した旭川実は北海に4―5で逆転負けした。

 初優勝こそならなかった旭川実だったが、収穫十分の銀メダルだ。

2回に馬場太智投手(3年)の左犠飛で先制し、4回には藤本琉生(るい)主将(3年)の2点適時打で加点するなど、5回までに4―0とリード。終盤に逆転を許したものの、岡本大輔監督(52)は「北海の最後の精神力は見習わないといけないが、夏につながる大会になった」と春の8試合を納得の表情で振り返った。

 先発して5回までは無失点に抑えた馬場を始め、3投手が大舞台を経験した。岡本監督は「投手のメドが立ったのは収穫の1つ」とうなずいた。3年生だけで臨んだ決勝は北海と同じ9安打と、攻守ともに力は示した。最後の夏へ、藤本主将は「後半にかけての集中力」と逆転負けから感じた修正点を口にし、岡本監督は「夏は同じ思いをしないように取り組んでいきたい」と続けた。

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