阪神・藤川球児監督(44)が2日、札幌に移動前の大阪・伊丹空港で、新庄野球に受けて立つ構えを見せた。交流戦は3日からのリーグ首位同士の日本ハム3連戦(エスコン)が初陣。
現役時代に一緒にタテジマに袖を通した「大の仲良しの先輩」は大胆な采配を振るうが、受け身になるつもりはない。「(相手の)作戦も楽しみに、こちらも攻防を繰り広げたい。(新庄監督は)ホームスチールとか現役の時もしていた。こちらがそういうシーンがあるのか、ファイターズがそういう攻撃をするのか」と不敵に笑った。
両リーグ30勝一番乗りの藤川阪神は、三塁が主戦場の佐藤輝が外野を守るなど戦略の幅を広げ、プロ4年目の豊田らDH起用の駒も増やしてきた。「うちが先攻ですから」。野球ファン注目の首位対決となりそうだ。(小松 真也)