パ・リーグの防御率1位の西武・今井達也投手と2位の同・隅田知一郎投手が、セの打者を圧倒する姿を見たいと、西武OBの金子侑司氏が3日から始まる「日本生命セ・パ交流戦 2025」を前に熱望した。

 「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルでは、毎週月曜日午後9時から「月曜日もパテレ行き」として元プロ野球選手によるパ・リーグトーク番組が生配信されている。

2日夜は、金子氏、元楽天の銀次氏、ロッテなどで活躍した西岡剛氏の3人が交流戦の行方を占った。

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 勝敗予想は3氏そろって、パの勝ち越しとなった。

 銀次氏が理由に挙げたのは機動力だ。今季の交流戦前時点で、セの152盗塁に対し、パは189と37個も上回っている。「走れる選手が増えてきた。今まで(の交流戦)は投手で抑えている感じがあった」とこれまでとは違ったポイントが鍵になると指摘し、パの58勝50敗と予想した。

 両リーグでプレー経験がある西岡氏は「総合的に投手がパの方がいいかな」とパの57勝51敗とボードに記入した。「(投手の)球のスピード、勢いもそう。あとやっぱり、パ・リーグの選手の方が、甲子園に行ったりで環境を変えるので、伸び伸びしてますよね」と解説。普段はプレーしない球場での試合は「リフレッシュできて楽しかった」と現役時代を回想した。さらに「ソフトバンクがね。(シーズンの)出だしでこけましたけど、5割に戻して交流戦を迎える。

やっぱり怖い存在になりますよね」とじわりと浮上してきた昨季の日本一チームが本領を発揮すると指摘した。

 そして金子氏は西武OBとしてライオンズが誇る2投手へ期待を口にした。「僕はもう本当に、今井、隅田。右・左の両エースがどこまでセ・リーグにやるか、とかじゃなくて…。多分、圧倒すると思う。どこまで圧倒するかというのを見たいんですよね。『打てますか?』ぐらいの。パ・リーグのパワーがあるバッターたちが次々にやられていってるんで。圧倒してる姿というのを見たいな」とワクワクしている様子。勝敗は楽天の宗山塁内野手らルーキーをはじめとした若手に勢いがあるパに軍配が上がるとして、56勝52敗を予想していた。

 3人はセ本拠で行われる試合での代打の起用法などについても熱く語るなど、話が尽きない様子。交流戦に向けた見所や現役時代のエピソードも振り返りつつ、あっという間に配信予定の1時間を超えていた。

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