マリナーズは2日(日本時間3日)、メジャー通算303勝を誇るランディ・ジョンソン氏(61)がつけていた背番号「51」を永久欠番にすると発表した。26年シーズン中にセレモニーを行う予定。
剛腕の左腕として現役時代に活躍したジョンソン氏。1985年のドラフト2巡目(全体36位)でエクスポズから指名を受けて入団すると、88年にメジャーデビュー。89年5月にマリナーズにトレード移籍すると、才能が一気に開花した。90年に初の2ケタ勝利となる14勝。95年まで6年連続で2ケタ勝利を挙げ、95年には18勝2敗、防御率2・48でサイ・ヤング賞に輝いた。92~95年は4年連続で最多奪三振。97年には初めて20勝も挙げた。
98年途中にアストロズへ移籍し、99年にはダイヤモンドバックス入り。すると2002年に自己最多24勝を挙げるなど、99~02年に4年連続でサイ・ヤング賞に輝くなど圧巻の成績を残した。09年までメジャーでプレーし、通算603試合に登板して303勝166敗、防御率3・29。
メジャー6球団でプレーしたが、マリナーズでは最多の10シーズンでプレー。274試合に登板して130勝74敗、防御率3・42だった。身長208センチから繰り出す速球、スライダー、スプリット、ツーシームなど、史上最高レベルの左腕だった。
マリナーズはすでに、今年1月に日本人として初めて米殿堂入りを果たしたイチロー氏もつけた背番号「51」を永久欠番にすることを発表。マリナーズの背番号「51」は1989年途中から98年までつけ、その後は空きになり、イチロー氏が2001年に入団した際につけた。