右肩手術から復帰を目指すレッドソックスの吉田正尚外野手の投球プログラムが、一歩前進した。コーラ監督が2日(日本時間3日)、本拠地でのエンゼルス戦の試合前にメディアに対応し、「距離が75フィート(約23メートル)に伸びた」と語った。
試合前の練習では、球拾いのため、左翼に出向き、3日(同4日)の登板に備えてキャッチボールなどの練習を終えたエンゼルス・菊池雄星投手と30分以上、笑顔を交えながら談笑。フリー打撃では柵越を連発するなど快音を重ね、菊池もその姿を見守っていた。
この日の試合前練習では、DHのラファエル・ディバースがファースト・ミットを手にフィールドに出てきたため、地元メディアも「転向受け入れか?」と反応したが、ディバースは結局、内野手グラブをつけて、なぜか、ショートの守備練習に入った。
吉田は先月4日にコルチゾン注射を受け、ノースロー調整した後、先月21日から約18メートルの距離でキャッチボールを再開していた。