「第32回日本少年野球中四国春季大会」(24日・マドンナスタジアム)◆中学生の部 ▽決勝 開星中学ボーイズ1-0浜田ボーイズ
雨天のため4回コールドとなった決勝戦を開星中学が制した。浜田ボーイズとの山陰支部同士の一戦に競り勝ち、中四国ブロックの頂点に立った。
雨中決戦を制した。4回終了後の中断から30分後、球審が降雨コールドを宣告。春秋通じて悲願の中四国大会初制覇を、開星中学ナインは複雑な表情で受け止めた。鈴木主将は「(決勝で敗れた昨年)秋のリベンジはできたけど、最後まで試合をしたかったのが一番強い」と素直な気持ちを明かした。
決勝は小雨が降る中で始まった。試合途中での“決着”は互いに想定内。初回、先頭打者の鈴木が「先に点を取ることを意識した」と四球を選び出塁。そこからチャンスを広げ、6番・宮本が「ボール球を打ってのアウトが多かった。しっかり、打てる球を狙った」と甘い直球を強振。左前へはじき返し、貴重な先制点を挙げた。
先発・白根も天候を考慮し、テンポ良く投げ込んだ。「打たせて取ろうと。
昨年9月、関西の地区大会で、創部5年目で初優勝を飾った。今春は全国大会初出場で2勝し、ベスト16。そしてまた一つ、歴史を切り開いた。鈴木は「またイチから、やり直していきたい。目標は全国制覇」と力強く言い切った。