第11回全日本大学女子硬式野球選手権高知大会(5月14日から19日)で初優勝を果たした仙台大が3日、宮城・柴田町の同校で優勝報告会を行った。2023年に東北地区で初の大学女子硬式野球部として創部。

1年目は1―11で5回コールド負け、2年目の2024年は全国初勝利を挙げ、創部3年目で大躍進し、悲願の頂点に輝いた。決勝では大阪体育大に3―2で競り勝った。予選リーグ初戦では0―2と完封負けを喫していた相手を破り、入沢裕樹監督は「一試合一試合本当に成長してよく頑張ってくれた」と選手たちをたたえた。外野手の真弓心主将(3年)は「今回の優勝は決して私たちの力だけでなく、創部1年目から私たちを信じ、たくさんのご支援をくださったすべての皆さんのおかげ。創部メンバーとしてチームの土台をつくってくださった先輩方にもお礼を言いたいです」と感謝した。

 チームは8月に夏の全国大会である「第15回全日本大学女子硬式野球選手権和歌山大会」、10月には高校からクラブチームまで全カテゴリから上位チームが集まり愛媛・松山で開催される「全日本女子硬式野球選手権大会」に出場する。真弓主将は「優勝したけれどまだまだ足りないなという思いを全員が持っている。チャレンジャー精神でまた目の前の一戦を戦っていきたい」と力を込めた。

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