◆第5回関東新聞販売上信越中学生硬式野球大会 ▽準決勝 新潟ボーイズ(長野)14―4高崎ボーイズ(群馬)=6回コールド= ▽決勝 新潟ボーイズ7―2群馬県央ボーイズ(5月24日・佐久運動公園野球場)
群馬県支部・長野県支部の24チームが参加した第5回関東新聞販売上信越中学硬式野球大会の準決勝、決勝が5月24日に行われた。昨年準Vの新潟ボーイズは、古俣陽祐、本間迅、根津真碩主将(すべて3年)のクリーンアップが大爆発。
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悔しさを力に変えた。新潟が上信越大会で初優勝。元巨人の田中健太郎監督(45)は「気合を入れ直して優勝を狙いました」とナインをたたえた。
雨天のため17日の伊勢崎での準々決勝はナイター開催。深夜に帰郷して翌日のジャイアンツカップ地区予選に挑んだが敗れ、悲願のジャイアンツカップ出場の道が絶たれた。「油断があったと思う」と根津主将はナインに「上信越大会で絶対優勝しよう」と訴え、気を引き締め直して臨んだ。
打順変更が奏功した。2年生の戸嶋を1番に抜てきし、1番の古俣を3番に。古俣、本間、根津の新クリーンアップが爆発した。準決勝、決勝の2戦で古俣は8打数6安打3打点、本間は8打数6安打7打点、根津も8打数7安打3打点。
古俣は「みんなで毎日、朝練をしようと決めた」。自宅で素振りなどをしてリモート報告。離れていても仲間から刺激をもらい、練習に熱がこもった。
根津は2戦とも先発し試合を作ると、右肩痛で登板を回避していた本間も最終回に登板。「夏は投手でも打者でも自分が活躍しないといけないと思っている」と本間はキッパリ。根津主将も「全員の気持ちが変わったと思う」。夏の選手権予選直前に弾みがつく大きな白星だ。
【新潟ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※根津真碩、佐野舜、吉倉朔馬、古俣陽祐、高橋遼生、佐久間裕貴、長谷見愛心、本間迅、富樫洸人、斉藤鉄平、山口暖
▽2年生 戸嶋快人、小野寛恭、松永碧仁、小嶋太智、鳴海善哉、竹野将生、板垣英汰、藤原遼太朗、落合二葉、若槻海斗
▽1年生 田中優心
【表彰選手】
最優秀選手賞・本間迅(新潟)
敢闘賞・渡辺泰良(群馬県央)
打撃賞・戸嶋快人(新潟)