◆米大リーグ ドジャース―メッツ(3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、本拠地・メッツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、同点で迎えた無死二塁から始まるタイブレークの延長10回先頭の5打席目は申告敬遠で歩かされ、本拠地は大ブーイングに包まれた。
メッツの先発は、タイラー・メギル投手(29)。
ドジャースは1回表に先発のカーショーがアロンソに適時打を浴びて先取点を献上。直後の1回裏に左足薬指を骨折しながら5試合ぶりに復帰したベッツが右前安打を放つと、フリーマンが右翼線の適時二塁打を放ってすぐに追いついた。さらにマンシーの2ランなどで一気に逆転。3回に失策も絡んで2点を失って1点差に迫れると、5回には先発のカーショーが2点を失って逆転され、5回途中5失点で降板。今季初勝利を逃した。1点を追う9回にマンシーのソロで追いついたドジャース。2試合連続の延長突入となった。
前日2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で大谷は、3打席目まで2三振を喫するなど無安打だったが、2点を追う7回2死の4打席目に3番手右腕・クラニックから右翼へ3試合ぶりの本塁打となる6月初アーチの23号ソロ。両リーグ単独トップだったマリナーズのローリーに並んだ。試合前には巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(報知新聞社客員)が89歳で死去したことを悼み、インスタグラムにはツーショット写真とともに「心よりご冥福をお祈りいたします」と投稿。
この日の試合前、5月の月間MVPが発表され、ナ・リーグは大谷、ア・リーグはジャッジ(ヤンキース)と昨季のMVPコンビが選出された。大谷は5月、月間27試合に出場。15本塁打はリーグ断トツトップで、34安打は同4位、27打点は同2位タイ、打率3割9厘は同12位、OPS1・180は同1位、長打率7割8分2厘も同1位と好調を維持していた。