◆米大リーグ ドジャース1―6メッツ(4日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が4日(日本時間5日)、本拠地・メッツ戦にフル出場し、2試合ぶりの安打を放ち4打数2安打で4試合ぶりのマルチ安打をマークした。ドジャースは初回に失った3点が重くのしかかり2連勝とはならなかった。

 メッツの先発はキャニング。23年までエンゼルスで同僚だった右腕だ。初回先頭の1打席目は中飛。打球角度47度とやや上がりすぎた。2打席目は内角高めの直球を強引に引っ張って右前安打。2試合ぶりの安打で、本塁打を除く単打は16打席ぶりだった。

 3点を追う5回2死一塁の3打席目はカウント3―1から外角のスライダーを自信を持って見逃して一塁へ歩きかけたがストライク判定。思わず小さく2度ジャンプすると、フルカウントからの内角のチェンジアップも際どいコースで見逃し三振となり、表情を曇らせ、本拠地からは大ブーイングが起こった。6点を追う8回先頭の4打席目は、2番手左腕・カスティーヨから右前安打。得点にはつながらなかったが、4試合ぶりのマルチ安打となった。

 前日3日(同4日)に延長10回サヨナラ勝ちしたドジャースだったが、初回に先発のゴンソリンがアロンソに13号2ランを浴びるなどいきなり3失点。その後ドジャース・ゴンソリン、メッツ・キャニングと両先発右腕がスコアボードに「0」を並べ続けた。

 0―3から試合が動いたのは8回表。ドジャース4番手右腕・ルートスが四死球で無死一、二塁のピンチを背負うと、アロンソにこの試合2発目となる14号3ランを浴びてリードを6点に広げられた。その後グラウンドに観客が乱入するハプニングもあった。投手陣が9イニングで浴びた安打は4本だけだが、アロンソの2発に泣いて6失点。ドジャースは9回にパヘスのソロ本塁打で1点返したのみだった。

編集部おすすめ