「第17回日本少年野球報知旗争奪 関西さわやか大会」(6月14、15日・氷上総合グラウンドほか)◆中学1年生の部 ▽5回戦 和歌山南紀ボーイズ13-0羽曳野ボーイズA

 和歌山南紀『イレブン』が快進撃だ。初回、清水の2点打が得点ラッシュの幕開け。

2回に敵失で、3回には鹿嶋のスクイズや仲の適時打などで加点すると、4回には一挙7点を奪った。「みんなの次につなごうという意識が得点につながった」と岡田主将が胸を張った。

 大量援護を受けた先発左腕の鹿嶋も、3回無失点5奪三振の好投。動画でフォームを確認して試合に備えたそうで「この1週間、平日にも矢口監督に体の使い方を教えてもらって良くなった」と感謝した。4回から登板の小林も無失点で切り抜け、コールド勝ち。投打が見事にかみ合った。

 活動拠点の太地町は、三重県との県境。試合会場の東大阪市まで、車で4時間近くかかることもあり、前夜は奈良県天理市で宿泊して試合に備えた。矢口監督によると試合前の“お泊まり”はよくあるそうで、登録11人と選手は少ないが、そのぶん結束は固い。

 8強入りでチームの関西さわやか大会最高成績に並んだ。4安打3打点で4番の役目を果たした清水は「人数は少ないけどここまで来られた。頑張って上を目指す。

自信はある」とキッパリ。関西ブロック最南端の地から、134チームの頂点をつかんでみせる。

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