◆米大リーグ ドジャース3―5パドレス(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 パドレスがドジャースに完勝し、パドレスの松井裕樹投手(29)はメジャー初セーブを挙げた。 

 9回表にはドジャースのメジャーデビュー登板だったリトルがタティスに死球を当てると、パドレスのシルト監督が激怒してベンチを飛び出し、両軍ナインも総出の乱闘が勃発。

両軍の監督が退場処分となった。9回裏には元阪神スアレスの投球を大谷が受けて2試合ぶりの死球。スアレスは退場になった。

 「まず最初に言っておくと、あのチームには大きな敬意を持っている。それが相互的であるかは別として、私はそうであると信じたい」と冒頭に話したシルト監督。続けて「9回に起きたことについては、いくつかの要因が組み合わさった結果である。事実としては非常にハードな戦いを繰り広げている野球のライバル関係だ。私は事態が今夜のように加速するような形になるのは望んでいなかった。しかし、今日の9回は単にあの瞬間だけの出来事ではない。複数の要素が積み重なってそこに至った。彼らはインコースを攻めるのが好きで、それは構わない。インコースを攻めるピッチングをする人は多い。

タティスに対してもそうだ。彼はこのチームから5回も死球を受けており、彼の運動神経のおかげでドッジボールのように避けてきたことも多い。過去7試合で3回も当てられている。彼がキャリアの中で他チームから4回以上死球を受けたことは一度もないのだ。ある程度を超えたら、もう十分だ。意図的であれ、偶然であれ、事実として彼はそれに異議を唱えたのであり、私も自分の行動に責任を負うつもりだ。これは私が試合に介入する数少ないケースのひとつだった」と説明。タティスへの死球で珍しく激高し、ベンチを飛び出した理由を振り返った。

 さらに「意図的でなかったと信じたいが、断言できない。それを知っているのは限られた数人だけだ。それが意図的であったにせよ、なかったにせよ、もう十分だ。うちの選手の一人(タティス)が今まさにレントゲンを受けている。

彼はリーグでも屈指の選手で、うちのチームでも中心選手の彼が何度もボールをぶつけられているのだ。人のキャリアやシーズンに関わる問題なのだ」と断言。緊急登板して試合を締めた松井裕樹については「ユウキは素晴らしい仕事をした。メジャー初セーブだ。ユウキにとって良かったし、チームにとっても良かった」と称賛した。

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