巨人は20日、育成2年目の千葉隆広投手が東京都内の病院で左肩手術を受けたと発表した。手術名は「左肩関節鏡視下肩甲上神経リリース」。

今後はジャイアンツ球場でリハビリを開始する。

 昨季は高卒1年目ながらシーズン中盤から3軍の先発ローテを担い、16試合で3勝3敗、防御率1・84をマーク。昨年の秋季練習では1軍に抜てきされるなど注目を集めた。今季はここまで3軍で3試合に登板して1勝1敗、防御率2・25。今月1日のBC栃木との3軍戦で1回無安打無失点に封じて以降、登板がなかった。

 5月15日に20歳の誕生日を迎えた際には、「まだ2年目という見られ方もありますが、育成選手は大学に進んだ選手よりも4年後にドラフト上位級になることを戦略として育てられていると思う。時間があると言われていても、終わりの時間はどんどん近づいてきているということ。そう考えたら、やはり今年勝負できるように、しっかりと準備をしてアピールできるようにしていきたい」と語っていた。

 ◆千葉 隆広(ちば・たかひろ)2005年5月15日、北海道生まれ。20歳。2歳から野球を始め、旭川明成では1年春からベンチ入り。23年夏の北北海道大会では創部初の決勝進出を果たして準優勝。

スキーのクロスカントリーでは、中学3年時に全国大会出場権を獲得(大会はコロナの影響で中止)。23年育成ドラフト6位で巨人入団。背番号016。174センチ、82キロ。左投左打。

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