藤本定義監督から始まった「22」。全てのポジションの選手が背負い、さまざまな顔を持つ番号だが、最も長くつけているのは小林誠司。

今年で12年目になる。

 即戦力の捕手として13年のドラフト1位で日本生命から入団。最近1軍での出番は少なくなってはいるが、巨人の歴史に名を残す捕手といえる。

 中尾孝義と大久保博元も、記憶に残る捕手だろう。

 89年に中日から移籍した中尾。中日では外野も経験していたが、捕手に復帰して強気のリードでゴールデン・グラブ賞を獲得すると同時に、カムバック賞も受賞した。

 その中尾とのトレードで92年5月にやってきたのが大久保。西武時代には伊東勤がいたため捕手としての出場は少なかったが、巨人では捕手を務め、球宴までに12本塁打を打つ働きで、2000万円のボーナスをゲット。長嶋政権では村田真一の2番手捕手や代打起用が多くなるものの、94年9月17日の阪神戦でサヨナラ2ランを放ち号泣するなど、印象深いプレーでファンを魅了した。

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