◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日0―1日本ハム(20日・バンテリンドーム)

 中日が今季15度目の完封負けを喫した。交流戦は2試合を残して7勝9敗となり、勝ち越しの可能性がなくなった。

先発の大野が今季最長の7回を3安打1失点と好投したが、3敗目。日本ハム・伊藤に2年連続で完封を許し、通算4度の対戦で4勝目を献上した。2回に1死一、三塁の好機をつくったが、板山が上川畑の好プレーもあり、二ゴロ併殺。9回に1死一、二塁のチャンスをつくったが、ボスラーが三邪飛、代打の切り札・ブライトも中飛に倒れた。

 以下は試合後の井上一樹監督の主な一問一答

―伊藤に好投された

「我慢の試合という感じだった。(先制点は)6回か。大野を責めるつもりはサラサラないけど、どっちが先に点を取られるかという試合。お互いの先発投手もそれを意識していたと思うけど、先に取られてしまった」

―4回2死二塁では佐藤が見逃し三振

「あいつ(佐藤)だって、打とうと必死。『何を見逃し三振しとんねん』と頭ごなしに言うことはない。あれだけのピッチャーだから、まっすぐか変化球か、というのもある。向こうが上手だったということ」

―終盤は代打なども使い、点を取りにいった

「もちろん。勝つためにどうしたらいいのか、最善は考えてやっているけど、なかなか。

ヒットも少ない、ロースコアになることは予想していたんだけど、先に点を取られて、守り切られたというだけ」

―今季15度目の完封負け。選手にはどんなことを伝えていくか

「それ(完封)を四の五のゴチャゴチャいうことはしない。15回あると言われたら、ごめんなさいと言うしかない。点を取ることはもちろん考えているし、どんなサインが出ても動じるなと言っているし。15回あると、こちらも分かっているけど、それを言われたらごめんなさいと言うしかない」

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