◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ヤクルト8―10オリックス=延長10回=(20日・神宮)
オリックスがヤクルトとの空中戦を制した。3年連続の交流戦勝ち越しを決め、21年以来4年ぶりの優勝に望みをつないだ。
初回、宗の今季1号2ラン、若月の左前適時打で3点を先行した。
3―3の4回は、1死一、二塁の好機を演出。ここで岸田監督は3回4安打3失点の先発・エスピノーザに見切りをつけ、代打・西野を送った。西野がきっちり右前打でつなぐと、1死満塁から西川が決勝の中前2点打。なおも2死一、二塁からは太田が今季5号の3ランを放ち、一挙に5点を奪った。攻めの采配が呼び水となり、過去4戦3敗の天敵・小川を4回8失点でマウンドから引きずり下ろした。
8―3の7回、3番手・高島と4番手・山岡が計4点を失うと、8回には5番手・ペルドモが同点に追いつかれた。
それでも、8―8の延長10回、1死二、三塁から代打・中川が右越えに決勝の2点二塁打。一時は5点差を追いつかれる苦しい展開となった試合を、最後は「無敵の中川」が決めた。