◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人2―1西武(20日・東京ドーム)

 巨人の小林誠司捕手が今季初スタメンで決勝打を放つなど、勝利の立役者となった。

 「8番・捕手」で今季初先発。

同点の6回2死二塁で遊撃の後方にポトリと落ちる決勝の中前適時打を放った。「気持ちとみなさんの応援が打たせてくれた。ショートが源田選手だったので、捕られるだろうなと思って走っていたんですけど、落ちた瞬間うれしかったです」と笑みを浮かべた。

 捕手としては赤星を引っ張り、6回1失点の好投を演出。さらに7回無死一、二塁ではバントを空振りしたことで飛び出した二塁走者の動きを見ると、すぐさま二塁へけん制。送球を捕球した泉口が三塁へと転送し、アウトにした(記録は盗塁死)。「日頃から準備していますし、あのケースというのはキャッチャーとしてはすごく狙っている。見せ場だと思うので、常に狙いながらいろんな状況を想定して練習しているので、その成果が出て良かった」と胸を張った。

 今季は開幕2軍スタートながら、巡ってきたチャンスで攻守で活躍。「もっと試合に出られるように僕自身も頑張っていきたいと思っている。キャッチャーに甲斐選手が入って、タクヤともいろんな話をしながらやっている。キャッチャーとしてより強くなった。

これからもっとピッチャー陣とかみ合って、チームとして強くなっていけばもっと勝ててくると思うので、一緒に苦しみながら頑張って行きたい」と力を込めた。

編集部おすすめ