◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(20日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日午前11時10分開始予定)、本拠地・ナショナルズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。前日19日(同20日)の本拠地・パドレス戦では9回の5打席目に右脇腹付近に死球を受けて赤い跡がついていたが、スタメン入りした。

 前日19日(同20日)は1打席目に右飛に倒れて今季ワーストの12打席連続無安打となったが、2打席目に3試合、13打席ぶりの安打となる右前安打。3、4打席目は凡退し、5打席目には右脇腹に元ソフトバンク、阪神の右腕・スアレスの99・8マイル(約160・6キロ)が当たった。17日(同18日)には右太ももに死球を受けて、直近3戦で2つの死球と満身創痍(そうい)だが、スタメンを外れることはなかった。

 ナショナルズの先発はマッケンジー・ゴア投手(26)。昨季10勝を挙げた左腕で、今季は15登板で3勝6敗ながら、防御率2・89でリーグ最多119奪三振をマークしている。大谷は昨季3打数無安打に抑え込まれたが、今年4月7日(同8日)に敵地で対戦した際には、右翼へ本塁打を放つなど3打数3安打と攻略。平均150キロ台中盤の直球が持ち味の剛腕だ。

 チームはジャイアンツ、パドレスとの7連戦を5勝2敗と勝ち越し。パドレス4連戦はロバーツ監督が2度の退場処分を受けるなど4戦で両軍合計8死球と荒れたカードとなったが、ド軍はナ・リーグ西地区2位ジャイアンツに3・5ゲーム差、3位のパドレスに5・0ゲーム差をつけ、しっかりと首位の座を守った。

 大谷はここまでチーム76試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く74試合に出場。リーグトップの25本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、53・3発ペース。

前日終了時点で86安打(リーグ3位)、打率2割9分2厘(同8位)、43打点(同20位タイ)、OPS1・008(同1位)、73得点(同1位)をマークしている。5試合連続で本塁打は出ていないが、日米通算298発で300号の節目までも残り2本と迫っている。ドジャースは3勝目で通算215勝目を狙うカーショーが先発。通算3000奪三振もあと「12」となっている。

 大谷は16(同17日)の本拠地・パドレス戦で663日ぶりに投手復帰を果たしたが、22日(同23日)の本拠地・ナショナルズ戦で登板予定。2度目のマウンドも2日後に迫っている。

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