大谷翔平が”打者天国”で２打席連続大飛球　２戦連発で日米通算３００号なるか
ドジャース・大谷翔平投手（ロイター） 画像（1枚）

◆米大リーグ　ロッキーズ―ドジャース（２４日、米コロラド州デンバー＝クアーズ・フィールド）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が２４日（日本時間２５日）、敵地・ロッキーズ戦に「１番・指名打者」でスタメン出場し、１点を追う３回１死二塁の２打席目は左飛に倒れた。

　ロッキーズの先発はヘルマン・マルケス投手（３０）。

１８年に自己最多１４勝を挙げるなど４度の２ケタ勝利を挙げた実績のある右腕だが、今季は試合前の時点で３勝８敗、防御率６・１１。今年４月１６日に対戦した際には右翼への先頭弾、右前適時打と１イニングで２安打２打点をマークした。

　初回先頭の１打席目は、２ボールからの３球目に反応。中堅への当たりは飛距離３９９フィート（約１２２メートル）の大飛球だったが、あとひと伸び足りず中飛だった。データサイト「Ｂａｓｅｂａｌｌ　Ｓａｖａｎｔ」によると、ドジャースタジアムやエンゼルスタジアムなど３０球団の本拠地のうち６球場であれば本塁打になっている当たりだった。１点を追う３回１死二塁の２打席目も飛距離３２２フィート（約９８メートル）だったが、左飛に倒れた。

　２２日（同２３日）の本拠地・ナショナルズ戦は「１番・投手、指名打者」で先発登板しながら、二刀流でフル出場。投げては１回１８球で無安打無失点、２奪三振で抑える好投を見せると、打者としても１点リードの４打席目に走者一掃の３点適時三塁打を放って試合の流れを決め、８回の５打席目には８試合、３８打席ぶりの本塁打となる２６号ダメ押し２ランを放って日米通算３００号に王手をかけた。

　試合が行われているロッキーズのコロラド州デンバーの本拠地・クアーズフィールドは、標高約１６００メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約１０％伸びるとされている。大谷は昨季まで１４試合の出場（うち先発１１試合）で４本塁打。昨年６月１８日には、昨季の自己最長で自身２位の４７６フィート（約１４５メートル）という特大の一発を放った。圧巻の特大弾にも期待がかかる。

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