オリックス・麦谷祐介外野手が25日、自らに「ヘッスラ禁止令」を出した。8日の阪神戦(甲子園)で初回、一塁へのヘッドスライディング時に左手薬指を骨折。

10日に出場選手登録を抹消され、無念の離脱となった。それまで41試合で打率2割5分7厘、8盗塁をマークしていただけに「あれは(もう)やらないです。やめます」と自身に言い聞かせた。

 50メートル走5秒85の快足が魅力の左打者。だからこそ「スピードがあるので、その分(指を)突いたら折れちゃう。本当に危ない」と身を持って体感したという。富士大時代は、ヘッドスライディングが禁止されていたとしつつ「こっち(プロ)に来たらやるんですよ、おかしいな」と苦笑い。「久々のスタメンだったので、結果を出したいと。(球場が)甲子園で必死になったけど、もうちょっと冷静にしたかった」と反省しきりだった。

 すでに大阪・舞洲で打撃練習を再開し、この日は室内でマシン打撃。「きょうは100%で(打って)、もう大丈夫です」と強調した。まずはファームでの実戦復帰を経て、早期の1軍合流を目指す見通し。

「野球が大好きなので、毎日できることは本当にうれしかったし、1軍の試合は毎日のように見ている。早くここでやりたいし、悔しい。呼ばれたらすぐいける準備をしたい」と鼻息を荒くした。

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