◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(25日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が25日(日本時間26日午前9時40分開始予定)、敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。3試合連続となる28号本塁打に期待がかかる。

先発のマウンドには6月初勝利となる7勝目を狙って山本由伸投手(26)が上がる。ドジャースはこの日が今季81試合目。レギュラーシーズン162試合の折り返しとなる。

 前日24日(同25日)の敵地・ロッキーズ戦では、3点をリードした6回無死一塁の4打席目に、救援左腕のロリソンから左翼へ2戦連発となる27号2ラン。日米通算300号という節目の一発にもなった。完璧に捉えた打球ではなかったが、標高約1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約10%伸びるとされている影響もあってか、打球はぐんぐん伸びていった。

 今季3度目となる3試合連続本塁打がかかる一戦でのロッキーズの先発は、チェース・ドーランダー投手(23)。今季メジャーデビューしたばかりの新人で、ここまで12登板で2勝7敗、防御率6・19をマークしている。23年ドラフト1巡目(全体9位)でテネシー大からロ軍入り。直球の平均が97・6マイル(約157・1キロ)という剛腕で、大谷は初対戦となる。

 山本は、今季16試合目の登板。5月26日(同27日)の敵地・ガーディアンズ戦で6勝目を挙げてからは、4試合連続勝ちなしの3連敗中で6月は白星なし。

前回登板の19日(同20日)の本拠地・パドレス戦では7回途中7安打3失点と粘りの投球を見せたが、敗戦投手になった。登板後には「前回と比べると良かったかなと思います」と手応えを口にしていた。

 大谷はここまでチーム80試合のうち、真美子夫人の長女出産にともなう「父親リスト」入りで欠場した2試合を除く78試合に出場。リーグトップの27本塁打を放っている。レギュラーシーズン162試合に換算すると、54・7発ペース。前日終了時点で90安打(リーグ3位)、打率2割8分9厘(同13位)、51打点(同15位タイ)、OPS1・014(同1位)、77得点(同1位)をマークしている。

 山本は15登板で6勝6敗、防御率2・76(リーグ5位)。被打率・203(同3位)、WHIP1・09(同6位)などもリーグ上位の成績をマークしている。

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