◆第107回全国高校野球選手権南北海道大会室蘭地区予選 ▽Cブロック2回戦 駒大苫小牧10―5北海道大谷室蘭(27日・とましん)

 夏の甲子園2度の優勝を誇る駒大苫小牧が10―5で北海道大谷室蘭に勝利。左足首の靱帯(じんたい)損傷で春全試合を欠場した背番号1・寺田七将投手(3年)が9回を投げきり、毎回の16奪三振で完投勝利を挙げた。

 1点リードの2回に犠打を挟んで5安打を浴びて4失点。4回にも暴投で追加点を許したが、中盤以降立ち直った。5回以降は決め球のスライダーを低めに集め、5イニングを無安打投球。5―5の8回に打線が爆発して5点を勝ち越すと、9回2死からこの日168球目で16個目の奪三振をマーク。「どんな状況でも投げ抜こうと思っていた」と最後までマウンドに立ち続けた。

 昨夏は地区代表決定戦で苫小牧中央に敗戦。今春も地区3回戦で北海道大谷室蘭に敗れた。甲子園を連覇した2005年からちょうど20年の今夏。18年ぶりの夏の聖地を目指し、代表決定戦では伊達開来―鵡川の勝者と対戦する。

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