ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、敵地・ロッキーズ戦で“球宴選出御礼弾”を放った。「1番・DH」で先発すると、1点リードの7回2死から右中間へ貴重な追加点となる28号ソロを放った。
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大谷が放った28号ソロを同じく2度のトミー・ジョン手術を受けた38歳の同僚イエーツが右翼後方のブルペンで見事キャッチした。試合後のクラブハウスで日本の報道陣が自身に近づくやいなや「何か聞きたいことあるか?」と笑顔。「『オレ、有名になるよ』とみんなに言ったよ」とうれしそうだった。そして本塁打球を捕ったファンに日本のメディアが取材することが多いと聞くと「私の名前はカービーです。ドジャースでプレーしています」と自己紹介して笑わせた。
ハワイ出身で、これまで7チームでプレー。19年に最多セーブに輝いたが、大谷と同じように06、21年に2度の右肘手術を受けた。大谷の投手復帰へは特別な思いも抱いており「リハビリをやり抜いた上で、毎日チームの先頭打者として出場し、毎日『大谷翔平』であり続けるのは本当に驚かされる」。自身も1回無安打無失点。大谷にもらったパワーが宿った好投だった。(安藤 宏太)