開幕週となる新潟、中京、札幌の出走馬が24日、確定した。27日の新潟3R(芝1600メートル)では母が重賞勝ち馬、祖母もG1馬という良血ペルウィクトールがデビューする。
夏の越後路で満を持して“真打ち”の登場だ。27日の新潟3R・2歳新馬戦(芝1600メートル)でデビューするペルウィクトール(牡)は、大きな注目を集めるサートゥルナーリア産駒だ。19年のフローラSを制したウィクトーリアを母に持ち、祖母ブラックエンブレムは08年の秋華賞馬と筋の通った母系を誇る。宮田調教師は「これはこの時期の2歳としては、高いレベルで仕上がっていると思います。勝ち負けできるレベルです」と期待を隠さない。
23日に行われた美浦・Wコースでの最終追い切りは、外ゾロアストロ(2歳未勝利)を2馬身半追走する形から、5ハロン67秒7―11秒3の馬なりで併入。大きなフットワークで、迫力のある動きが光った。「あまりオーバーワークにならない程度にやりましたが、うなる勢いで無理せずラスト11秒3。先週のひと追いでスイッチが入った感じがあります」と、指揮官も力が入る。
これまで夏の新潟開催では多くの素質馬がデビューしており、今年の日本ダービー2着馬マスカレードボールのほか、21年にイクイノックス、22年にはリバティアイランドが新馬勝ち。