◆第42回東海S・G3(7月27日、中京競馬場・ダート1400メートル)

 昨年までプロキオンSとして行われていたレースが、今年から東海Sの名称に変更。施行条件が変わったため、20年以降の中京・ダート1400メートルの成績から狙い馬を見つけたい。

 当舞台で強い種牡馬はロードカナロアだ。勝利数は21勝で首位に立ち、勝率10・5%、複勝率も27・5%と安定。自身は現役時代、芝のスプリント、マイルで無双したが、産駒には21年JBCスプリント覇者のレッドルゼルや今年のフェブラリーSを勝ったコスタノヴァなど、ダート短距離の活躍馬もいる。

 騎手では川田と松山が30勝でトップタイ。3位の岩田望が19勝なので、この2人が圧倒している。ただし、7~9月の開催に限れば川田が7勝、松山が13勝と後者がリード。単勝回収率も141%と優秀で、夏ならさらに信頼度が高まる。

 「ロードカナロア産駒×松山」の条件を満たすのがコンクイスタ。吉岡厩舎もこの条件と相性が良く、出走回数25回以上の厩舎では勝率1位の21・4%を誇る。前走の天保山Sでオープン初勝利を挙げ、今回が重賞初挑戦だが、通用する下地は十分だ。

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