◆ギヨームドルナノ賞・仏G2(8月16日、ドーヴィル競馬場、芝2000メートル)国内最終追い切り=7月25日、美浦トレセン

 田中博康調教師が「オーナー(鈴木剛史氏)と私の思い」と語る凱旋門賞挑戦を目指して渡仏するアロヒアリイ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父ドゥラメンテ)が、国内最終追い切りを行った。

 Wコースでエオアリイ(3歳未勝利)を追走。

直線で内に進路を取ると馬なりで並びかけて併入した。時計はエラーだったが、指揮官は「右回りで追い切って、時計は出なかったですけど、GPSだと6ハロン80秒前後、5ハロンで64~65秒くらい。負荷をかけられましたし、やりたい追い切りはできた」とうなずいた。

 少し調整が遅れているという田中博調教師は「動きは少し重く、出国前にもう少しベースを上げたいと思っていたので、現地でしっかり乗っていきたい。力感や素材はいいので、いい走りはできています」と27日の出国後、現地でベースアップを図る。

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