18、20年のJRA年度代表馬に輝き、史上最多の芝G1・9勝を挙げたアーモンドアイの2番子となるプロメサアルムンド(牡2歳、美浦・国枝栄厩舎、父モーリス)が7月30日、美浦・Wコースで最終追い切りを行い、母の主戦も務めたクリストフ・ルメール騎手が手綱を執って感触を確かめた。僚馬を約2馬身追走する形から、6ハロン83秒0―11秒6を馬なりでマークして、余裕のある手応えで併入に持ち込んだ。
この日はこの1頭のために美浦へ駆けつけたルメール騎手は「すごく真面目に走ってくれて、メンタルも良さそう。走り方は軽かったし、きれいだった。スピードアップはじわじわでしたけど、いい手応えでした」と明るい表情でうなずいた。
しぐさなどには母との共通点を感じた様子で、「メンタルや態度はアーモンドアイと一緒。馬場入り前のダクで物見をしたりなどするところがあって、追い切りを始めてからはすごく真面目です。みんなアーモンドアイの子は勝利を期待されるけど、だんだん良くなっていくと思います」と説明。まだ2歳の夏で成長途上の段階だが、母譲りの素材の良さを感じ取ったようだった。