◆米大リーグ ドジャース―カージナルス(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースの右肩を痛めて負傷者リスト(IL)にしている佐々木朗希投手(23)が5日(日本時間6日)、約3か月ぶりで負傷後初めてメディア対応し、思いを述べた。8日(同9日)にライブBPで復帰後3度目の登板を予定し、この日はブルペンで34球。

現在は新球ツーシーム習得に励んでいることを明かし、「実戦で使っていくつもりですし、ライブ(BP)でも投げた。ただ、怪我まで1回も投げたことないので、そこは何度も何度もバッターに投げて、どういうふうな反応だったりとか、自分がどういう課題が出てくるのかを何回か投げて確かめる必要があるかなと思います」と話した。

 メジャー1年目の朗希は、開幕ローテ入り。東京ドームで開催された開幕2戦目で先発し、5月3日(日本時間4日)の敵地・ブレーブス戦では、メジャー7試合目の登板で初勝利もつかんだ。だが、同9日(同10日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦での登板を最後に右肩インピンジメント症候群のためIL入りした。

 ノースローの期間も長かったが、7月中旬にはブルペンでの投球練習を再開。米アリゾナですでに実戦的な打撃練習(ライブBP)への登板を再開させていた。8月下旬のメジャー復帰には、着実にステップアップしている。

 離脱から約3か月が経過した。現状については「健康面はもうだいぶ良くて、(肩の)不安もないですし痛みもない中で、あとは技術的なところに重点を置いてやってます」と報告。ここまでの時間については、「時間はかかるなとは思っていたので、特に焦ることよりも、ちゃんと直すことの方が。結局、何となく投げられる状態で戻っても、また同じことになる。

ここで戻れなかったら、ある意味しょうがないなと覚悟を決めて、その代わり時間かけてでも不安をなくして、戻ってからは怪我をしない。そういった覚悟でやっていた。3か月かかりましたけど、まず痛みが取れたことに関してはすごく良かったなと前向きな感じです」と心境を語った。

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