◆JERA セ・リーグ DeNA3―4巨人(9日・横浜)

 巨人がDeNAに連勝。3位・DeNAとのゲーム差を2・5とした。

プロ初勝利を目指し、今季初登板初先発した又木鉄平投手は、3回に2点を先制され、4回まで投げ5安打2失点、68球で降板。3―3の8回に代打・大城卓三捕手の決勝犠飛で勝ちこし、救援陣が守り切った。7回に好救援した菊地大稀投手が今季初勝利、マルティネス投手が33セーブ目を挙げた。

 又木は1回1死から蝦名達夫外野手の中前打、佐野恵太外野手の右前打で一、二塁とされたが、宮崎敏郎内野手を遊ゴロ併殺打に打ち取り、立ち上がりのピンチをしのいだ。

 巨人は2回、DeNAの先発・ケイ投手から先頭のキャベッジ外野手が遊ゴロ悪送球で出塁。岸田行倫捕手が四球を選び無死一、二塁と先制点のチャンスを作ったが、スタメン出場の増田陸内野手は空振り三振、リチャード内野手は遊ゴロ併殺打に倒れ無得点。3回は2死から丸佳浩外野手が右前打で出塁したが、二塁盗塁失敗で攻撃終了。

 又木が3回に2点を先制された。先頭の京田陽太内野手に左前打、送りバントでの1死二塁から暴投で1死三塁となり、梶原昂希外野手に右中間のフェンス直撃の三塁打を打たれ1点目。なおも1死三塁から蝦名達夫外野手の右犠飛で2点目を奪われた。

 2点を追う巨人が4回に1点を返した。1死から泉口友汰内野手が遊撃内野安打で出塁し、捕手がワンバウンドの投球をはじく間に二塁へ好走塁(記録は暴投)。

キャベッジ外野手は空振り三振に倒れたが、2死二塁から岸田行倫捕手が中前タイムリーを放ち1点を挙げた。

 4回の又木は2死から林琢真内野手に四球、二塁盗塁を許し2死二塁。京田陽太内野手は申告敬遠で一、二塁となったがケイ投手を空振り三振に抑えた。又木は4回の打席で代打を送られ、4回までで降板となった。

 巨人は4回2死から今季途中から巨人に加入した代打・乙坂智外野手又木鉄平投手の代打で登場。古巣・DeNAから左翼越えの二塁打を放ち、加入後4打席目での初ヒットをマークしたが、丸は一ゴロに終わり、得点はならなかった。

 巨人が6回に逆転に成功した。1死から3番・泉口が、ケイのストレートをとらえ、右翼スタンドに5号ソロ本塁打をたたき込み、同点。さらにキャベッジが中前打、岸田の四球で1死一、二塁となり、増田陸に代わって代打・坂本勇人内野手が登場。キャベッジが三塁盗塁を決めた1死一、三塁から左翼線二塁打を放ち勝ち越し、ケイは降板となった。

 又木に代わって5回は中川皓太投手が登板し3者凡退。6回は田中瑛斗投手が1死からビシエド内野手に中前打を許したが、後続を抑え無失点でつないだ。

 しかし、巨人が7回に同点に追いつかれた。この回から4番手でマウンドにあがった石川達也投手が、先頭の京田陽太内野手に四球、スタメンを外れたオースティン内野手が代打で登場し、中前打され無死一、二塁。梶原昂希外野手は右飛に抑えたが、蝦名達夫外野手に左翼フェンス直撃の二塁打を打たれ、同点。

 なおも1死二、三塁のピンチで佐野恵太外野手を遊ゴロに打ち取ったところで石川は降板。5番手で菊地大稀投手が登板し、宮崎敏郎内野手を右飛に仕留め、踏ん張った。

 巨人が同点に追いつかれた直後の8回に勝ち越した。この回から登板のDeNAの4番手・伊勢大夢投手から泉口友汰内野手が先頭でこの試合3本目のヒットとなる左中間二塁打。キャベッジ外野手は四球、岸田行倫捕手は送りバントが2度ファウルとなりながら3度目に決め1死二、三塁、途中出場の坂本勇人内野手はボール2から申告敬遠で満塁。リチャード内野手に代わって代打・大城卓三捕手が登場し、左犠飛を放ち、三塁から泉口がヘッドスライディングで生還し、勝ち越した。

 8回は大勢投手が登板し、先頭のビシエド内野手に死球。送りバンドで1死二塁とされたが、林琢真内野手を中飛、代打・筒香嘉智外野手を154キロのストレートで空振り三振に仕留め、得点を許さなかった。

 9回は守護神・マルティネスがマウンドにあがり、2死から蝦名に中前打されたが、最後は佐野を三邪飛に打ち取り、ゲームセット、33セーブ目を挙げた。

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