◆JERA セ・リーグ DeNA2―12巨人(8日・横浜)
愛する伴侶の前で、右へ左へ快音を響かせた。後半戦全試合で4番に座るキャベッジが3安打2打点の活躍を見せ勝利に貢献。
初回2死二塁でDeNAの先発ジャクソンの151キロ直球を振り抜くと、左前へポトリと落ちる幸運な先制適時打。チーム今季最多18安打、最多タイ12得点の口火を切った。5回先頭の第3打席で右前打、6回無死満塁の好機で迎えた第4打席は中前へはじき返す適時打を放ち「自分のポリシーとして『前に飛べばなんとかなるだろう』という心持ちでプレーしている。これからも続けていきたい」と4番の役割を果たした。
6、7月は日本の配球に苦戦し低迷。それでも「異国の地でプレーするにあたって、非常に大きな存在」という妻の支えを背に、懸命にバットを振り続けた。後半戦は絶好調。主砲・岡本が1軍に復帰するまで、助っ人が打線の中心で躍動する。