大相撲の夏巡業が7日、茨城・古河市のイーエスはなもも体育館で行われた。幕内・熱海富士(伊勢ケ浜)は関取衆による申し合い稽古で精力的に汗を流した。

先場所は終盤まで優勝争いに絡んで11勝。秋場所(9月14日初日・両国国技館)へ「相手がどうというより、自分がどうやるか。どこまでいっても完璧というのはないので、それに向かってやっていきたい」と意気込んだ。

 夏巡業の「風紀係」に任命されたことも明らかになった。協会関係者によると、若い衆の移動時の服装の乱れやあいさつ励行、支度部屋の清潔感などを指導する役割で、通常はベテラン力士が務めることが多いという。

 熱海富士は5日の福井巡業後に伝えられ、22歳での大役に「風紀を乱さないように、厳しくいきますよ。みんなの平和を守りたい」とやる気十分。早速、支度部屋の通路で立ったままアイスクリームを食べていた若い衆に注意するなど、意欲的に活動していた。

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