プロレスを通じふるさとの島根県の活性化を目指して活動する日高郁人と青木いつ希が8月30日に島根・出雲だんだんとまとアリーナ・サブアリーナ「ご縁の国しまねプロレス~出雲2025~」を開催する。

 対戦カードは以下の通り。

 ▼最終試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負

藤波辰爾、日高郁人、藤田ミノル vs 関本大介、阿部史典、シマネリオ

 ▼セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負

青木いつ希、関口翔 vs 加藤園子、世羅りさ

 ▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負

岩崎永遠 vs KEITA

 ▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負

宮本裕向 vs がばいじいちゃん

 ▼第1試合 シングルマッチ 15分1本勝負

野村卓矢 vs ボンバータツヤ

 大会に向けて島根・益田市出身の日高は「出雲市に加えて、市の教育委員会に後援についていただいて、「夢授業」という形で活動をさせていただいてます。プロレスは体を鍛えた者同士が戦い、どれだけやられても立ち上がる、それが僕たちプロレスラーの姿だと、子どもたちに知ってもらいたいので。青木と僕、それぞれ別のテーマで話をして、一緒に運動をして、夢をかなえるために努力も必要なんだよと伝えてきました。僕たちを通してプロレスに触れてもらい、子どもたちのなかからプロレスラーを目指そうという子が出てきたらうれしいなと思います。地域貢献活動ですよね。プロレスを通して何かを感じてくれたらいいなと思ってます」と明かした。

 島根・浜田市出身の青木は「9月に自分が通っていた浜田市長浜小学校で「夢授業」ができることになったんです。そしたら学校の教頭先生が叔母の大親友だったらしくて。叔母いわく教頭先生たちが学校に大会ポスター張ってくださったらしくて。そしたら、子どもたちも大騒ぎしたって。地元の子たちも知っててくれてるらしいっていうのはホントうれしいですし、少しずつ広まってるのがうれしいなって」と明かした。

 大会で日高は、藤波辰爾、藤田ミノルとトリオを結成するが「藤波さんは、2014年11月の「ご縁の国しまねツアー」(島根・益田市民体育館、出雲市体育館)以来、11年ぶりに出ていただくことになりました。

久しくリングでの接点はなかったんですけど、4月にお亡くなりになられたストロングスタイルプロレス新間寿会長の葬儀でお会いして、出雲大会の参戦が思い浮かびまして。これも新間会長がつないでくださったご縁かなと。前回、藤波さんに参戦いただいた時、試合前に石見地方の伝統芸能、石見神楽を上演したんです。ほかの選手は誰も興味を示さなかったんですけど、藤波さんは控室から出て来られて、動画取りながら見てくださって」と明かし、タッグ結成に「藤波さんは、あの年齢であれだけのコンディションを維持されていて。新間会長のお通夜の時、僕はヒザを痛めていて藤波さんにぶつかってしまったんです。でも、藤波さんの分厚い肉体はビクともしなかった。ホントにすごいと思います。藤波さんの隣に立って感じたい、学びたいと思いますね」と意気込んだ。

 さらに島根でのプロレス大会の拡大に「僕が島根に住めば、もっといけるかなと思っていて。ホントに考えてるんです。島根には実家がありますし。今年5大会やりますけど、ホントはもっと増やしたい気持ちがあったんです。

ただ基本は東京にいますから、なかなか回り切れないところがあって。この活動をより大きくしていくには、僕の島根での比重がもっと大きくなれば可能なんじゃないかなと。ほんとに島根のプロレスを盛り上げるにはもうちょっと島根にいないと無理だと思うので。島根って東西に広いですし、南側にも未開の地がある。目標に掲げる島根全市町村制覇を果たすためにもっともっと頑張っていきたいなと思います。そのためにもまずは出雲大会を盛り上げて勢いをつけていきたいですね!」と意欲をあらわにしていた。

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