◆バレーボール◇東海中学総体 ▽男子1回戦 IZULU2-0久居東 ▽同2回戦 IZULU2-0笠松ウィングス(8日・エコパアリーナ)
1、2回戦が行われた。男子は静岡県王者のIZULUが2試合連続ストレート勝ちで初の全国に王手をかけるなど、4強を静岡県勢が独占した。
苦しみながら白星をもぎ取った。創部6年目、伊豆の国市で活動するクラブチームのIZULUが、初の全国総体出場に王手をかけた。岐阜の笠松ウィングスとの2回戦で第1セットの立ち上がりに1―8と大量リードを許したものの、27―25と逆転。接戦の第2セットも25―22でしのいだ。
勝利にも口につくのは反省ばかりだった。浅賀千春主将(3年)は「内容が悪い。気持ちが足りなかった」と、うつむいた。元日本代表で、東レのセッターだった近藤茂監督(42)は「これまでワースト3に入るゲーム。ただ、勝ち切ったことは評価できる」と選手の頑張りをたたえた。
浜松修学舎中、高台中、藤枝リアンと4強を県勢が独占。
〇…静岡県女王・西遠女子が連続ストレート勝ちで4強入り。2年連続の全国切符に王手をかけ、2017年以来、8年ぶり東海制覇まであと2勝と迫った。得点を重ねたエース・丸橋知沙(3年)は「相手のコートを見て空いているところに打てた」と、納得の表情。昨年は準決勝で敗れ、代表決定戦で最後のイスに滑り込んだだけに、「今年は優勝して全国に行きたい」と、東海Vを目標に掲げた。