◆JERA セ・リーグ DeNA―巨人(9日・横浜)

 巨人の2年目左腕・又木鉄平投手がプロ初勝利を逃した。右膝痛で離脱したグリフィンの代役として9連戦中の5戦目に今季初登板、初先発。

4回68球2失点、5安打1奪三振2四球の内容だった。

 最速148キロの直球にスライダー、チェンジアップ、カーブなどを織り交ぜてDeNA打線と初対決。初回1死一、二塁のピンチは4番宮崎を遊ゴロ併殺打に仕留めて無失点でしのいだ。2回は3者凡退。3回に先頭京田の左前打と送りバントで1死二塁、さらに暴投で1死三塁。1番梶原に内角やや甘く入った直球を右中間フェンス直撃の三塁打とされて先制点を与えた。なおも1死三塁から蝦名に右犠飛を許して2点目を奪われた。

 失点前時点では、杉内俊哉投手チーフコーチは「今季初先発だけど、テンポも良いし、落ち着いて投げられている。長いイニングを投げるというよりも、打者一人一人と勝負することを考えてどんどん投げ込んで欲しい」とコメント。味方が1点差に詰め寄った直後の4回裏は無失点で切り抜けた。1点を追いかける5回の攻撃で代打を送られ、5回から2番手の中川皓太投手にバトンを渡した。

 又木は「(3回の)点を取られた回は何とか最少失点で止められなかったことが反省です。

先発として早い回で(マウンドを)降りてしまい、中継ぎの皆さんに申し訳ないです」とコメントした。

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