◆卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第3日(9日、横浜BUNTAI)

 男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク20位の松島輝空(そら、木下グループ)は、同7位で昨夏パリ五輪銀メダルのモーレゴード(スウェーデン)に1―3で敗れた。

 松島が悔やんだのは第1ゲーム(G)だった。

4―2から5連続失点で相手のペースとなった。9―9と追い付いたものの、「サーブが少し迷ってしまった」と強烈なレシーブエースを決められるなど9―11で落とした。「上にいくほど1ゲーム目が大事になってくると思う。その1ゲーム目をいい準備、パフォーマンスができるように次からもっと考えていきたい」と反省を浮かべた。

 モーレゴードとは過去1勝2敗。相手の多彩なレシーブを警戒し、台からやや距離を取っての対応も試みたが、実らなかった。ベンチの森薗政崇コーチから「下がるな」と助言を受けていたが、「やっぱり(相手が)レシーブがうまいので、ちょっと恐怖感を感じていた自分がいたのかなと思う」と振り返った。

 五輪メダリストとの一戦を通じ「オリンピックでも世界でも2位を取ってる本当に強い選手。やっぱりサーブレシーブが一番の鍵になってくると思うので、もっと技術力を上げていけば勝てるチャンスはあると思う」との思いも強めた。次戦は14日開幕のヨーロッパスマッシュ(スウェーデン)に出場。「そこでいい成績、もっと上にいけるように頑張っていきたい」と前向きに話した。

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