◆第107回全国高校野球選手権大会第5日 ▽1回戦 明豊6―2市船橋(9日・甲子園)
明豊の注目の1年生遊撃手・川口琥太郎が2安打1打点で聖地デビューを飾った。4―0の6回無死一、三塁で右前適時打、8回1死で中前打を放ち、6番打者として3年ぶりの白星に貢献した。
福岡・春日中時代は約30校から誘いがあり、川崎絢平監督の「プロ野球選手にさせる」という熱い思いが決め手で入学した。178センチ、80キロの左打者は、練習試合の初打席で本塁打を放つなど、これまでに4発をマークしている。「結果はいいが、満足していない。(試合の)前半からアベレージを残したい」と佐賀北との2回戦では、1、2打席目から快音を響かせることを目標に掲げた。
川崎監督は「上を目指して長く野球をしてほしい。それぐらいの能力はある。木のバットでも放り込むぐらいの力がある」と、将来性に太鼓判を押した。