◆第98回アーリントンミリオン・米G1(現地時間8月9日、コロニアルダウンズ競馬場・芝2000メートル、良)

 1981年に世界初の賞金総額100万ドルの競走として始まったG1に7頭が出走し、昨年のケンタッキーダービー馬で、今回が初めての芝挑戦となったミスティックダン(牡4歳、米・ケネス・マクピーク厩舎、父ゴールデンセンツ)は4着に終わった。ブライアン・ジョセフ・ヘルナンデスJr.騎手とのコンビで、2番人気に支持されていた。

 最後の直線の入り口では2番手のポジションにつけて勝負をかけたが、上位の3頭には伸び負ける形となった。3着のインテグレーションには2馬身1/4差。勝ち馬のフォートワシントンからは0秒59差をつけられる完敗だった。

 ミスティックダンはダートで通算14戦4勝。昨年5月のケンタッキーダービー・G1でシエラレオーネ(2着)、日本のフォーエバーヤング(3着)と鼻、鼻差の激戦を制してG1初制覇。3冠最終戦のプリークネスS・G1は2着だった。今年5月のブレイムS・G3で6戦ぶりに勝利を飾ったが、6月に行われたスティーブンフォスターS・G1では4着。初めての芝のレースへの参戦を決断したが、勝利を飾ることはできなかった。

 ジュニオール・アルバラード騎手が騎乗した4番人気のフォートワシントン(牡6歳、米・クロード・”シュグ”・マゴーヒー厩舎厩舎、父ウォーフロント)がG1初制覇となった。

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