◆米大リーグ ドジャース―ブルージェイズ(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 右肩を痛めて負傷者リスト(IL)にしているドジャースの佐々木朗希投手(23)が14日(日本時間15日)にオクラホマで行われるマイナー3Aの試合でリハビリ登板することを9日(日本時間10日)、ロバーツ監督が明かした。投球回数の目安については「おそらく3イニングになると思います。

それが現時点での段階で、そこから少しずつ投球数を増やしていく形です」と方針を示した。

 佐々木は、前日のライブBPでは3イニングを想定して、コールらを相手に計46球で、打者9人に対して、安打性の当たりは1本、四球1。大谷翔平投手、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長らも熱視線を送る中で、順調をアピールしていた。

 メジャー1年目の朗希は、開幕ローテ入り。東京ドームで開催された開幕2戦目で先発し、5月3日(日本時間4日)の敵地・ブレーブス戦では、メジャー7試合目の登板で初勝利もつかんだ。だが、同9日(同10日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦での登板を最後に右肩インピンジメント症候群のためIL入りした。ノースローの期間も長かったが、7月中旬にはブルペンでの投球練習を再開。米アリゾナで実戦的な打撃練習(ライブBP)への登板を再開させ、前日が3度目のライブBPだった。

 同5日(同6日)には、約3か月ぶりで負傷後初めてメディア対応し、現状については「健康面はもうだいぶ良くて、(肩の)不安もないですし痛みもない」と報告。米メディアから今季中に復帰できる可能性を問われると、「今シーズン戻れるとは思ってます。ただ、パフォーマンス的にまず戻るかとか、チームで投げるチャンスがあるかとか、そういった僕が健康であっても投げられない理由もあるかもしれない。自分の中では投げられるように準備をするだけ」と決意をにじませていた。

 今後は8月下旬の復帰を目指していく。指揮官は復帰の基準については「先発投手として、5イニング75球に到達するのは妥当だと思います。特に、朗希のような若いメジャーリーガーにとってはそうです。その段階に到達するまでの時間はまだあります」と話した。

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