◆米大リーグ ドジャース―ブルージェイズ(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が9日(日本時間10日)の本拠地・ブルージェイズ戦で「1番・DH」で先発出場し、3回2死一塁で迎えた2打席目は、打球速度112マイル(約180キロ)の強烈な当たりが中前を駆け抜けた。これで8試合連続安打となった。

 相手先発は右腕バジットは、すでに11勝(5敗)を挙げ、防御率4・12。大谷にとっては、自身7番目に対戦が多い相手で、通算26打数6安打、2本塁打3打点、打率2割3分1厘をマークしていた。初回先頭の1打席目は3球三振に倒れた。

 前日は、通算218勝のレジェンド右腕M・シャーザー投手(41)からマルチ安打を含む、6月15日の本拠地・ジャイアンツ戦以来、44試合ぶりの3安打固め打ち。レジェンド同士の投げ合いで、6回7安打1失点4奪三振と好投したC・カーショー(37)の通算218勝目に貢献した。

 今季はここまで39本塁打の大谷は、21年に46本塁打で初めて40本に到達し、現在は23年から2年連続で達成中。3年連続40本塁打となる一発が出れば、スタントンやジャッジ(ともにヤンキース)も達成しておらず、現役選手では初めての快挙となる。

 試合前にはロバーツ監督が取材に応じ、大谷の次回13日(同14日)の敵地・エンゼルス戦での古巣初登板は4イニング予定と明言。ロバーツ監督は「彼は水曜日に4イニング投げます。その登板の結果を見て、5イニングまで行けるかどうか判断します。大谷がより長く投げたいと望むことは、私たち全員にとって良いことです」と、20日(同21日)の敵地ロッキーズ戦で5回解禁する可能性も示唆した。

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