世界の名手が集い4チーム12騎手で争われるドバイデューティフリー「シャーガーカップ」(英国・アスコット競馬場)が現地時間9日(日本時間同日深夜)行われ、日本から参戦した初出場の坂井瑠星騎手=栗東・矢作芳人厩舎=と岩田望来騎手=栗東・フリー=が今年から設けられたアジア選抜として総合優勝。キャプテンのスラジ・ナレドゥ騎手=インド=と3人で表彰台に立ち、喜びを分かち合った。
坂井騎手は6レース中5度の騎乗で2、10、1、8、9着。4Rのシャーガーカップ・スプリント(芝1200メートル)ではプリンスオブインディアで内から鋭く抜け出し、英国初勝利を飾った。
岩田望騎手は4、6、8、4、2着。最終6Rのシャーガーカップ・マイル(芝1590メートル)で9番人気のセルリアンベイを2着に導いて68ポイントとし、2位の欧州選抜(67ポイント)を1ポイント差で上回った。
坂井騎手「アジアチームは今年初めての試みということで、初めての代表という責任もありましたが、そういったなかでレースを1つ勝って、チームにも貢献することができましたし、優勝できてとてもうれしいです。日本ではこうやってチームで戦うことがないので、望来と一緒に乗れたことも楽しかったですし、すごくいい経験でした。JRAをはじめ、アスコット競馬場の関係者の皆様に感謝したいと思います」
岩田望騎手「初めてのシャーガーカップで、勝つことはできませんでしたが(ポイント獲得によって)チームに貢献できたことは良かったです。夏場はイギリスで修業をしてきて、こうした場に呼んでいただいたき、関係者や乗せていただいたオーナーに感謝しています。日本に帰ってもっと活躍できるように頑張ります」