8月10日の中京4R・2歳新馬(芝2000メートル=13頭立て)は、武豊騎手が手綱を執ったアストロレガシー(牡、栗東・武英智厩舎、父リオンディーズ)が勝利を飾った。勝ち時計は2分2秒7(良)。

 好位の外めをリズム良く追走して脚をため、絶好の手応えで直線に向いた。残り200メートルでエンジンがかかると鋭く抜け出して、最速の上がりで追い込んできたマテンロウゲイル(横山典弘騎手)を1馬身差で押し切った。最後までステッキは入らず、余力さえ感じさせる勝ちっぷりでデビューVを飾った。

 前日9日に札幌でJRA通算4600勝の大記録を達成したレジェンドは、中京2Rに続く勝利。「初めてまたがったけど、すごくいい馬。直線はふらふらして遊んでいたけど、乗り味もいいし能力の高さを感じる」と絶賛した。

 武英調教師は「調教の動きから負けるイメージがあまりなかった。調教であまり追っていないので、直線に向いてどうかなというところがあったけど、余裕があったので安心して見ていました」と納得の表情で振り返った。今後については「馬の状態を見てじっくりと。来年になったらすごく良くなるんだろうなという感じはあります。クラシックに行きたいですね」と話した。

編集部おすすめ