◆米大リーグ ドジャース―ブルージェイズ(9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が9日(日本時間10日)、本拠地・ブルージェイズ戦に「1番・DH」で先発出場。5回に2試合ぶりの40号ソロを放ち、現役選手では唯一の3年連続40本塁打を達成した。

 2点リードの5回1死。3ボール1ストライクからの5球目、右腕・バジットの外角86・2マイル(約138・7キロ)シンカーを完璧に捉え、打球速度107・8マイル(約173・5キロ)、打球角度27度、飛距離417フィート(約127・1メートル)で中堅フェンスを越えて防球ネットに着弾。ナ・リーグ本塁打王争いではトップのK・シュワバー(フィリーズ)に1本差と迫った。

 MLBは公式Xに「Shohei Ohtani DESTROYS this ball for his 40th home run of the season!(大谷翔平がボールを破壊して今季40号)」と動画付きで投稿。米専門メディア「ドジャース・ネーション」のN・カムラス記者は「3年連続のMVP受賞が確実視されている」とたたえた。

 チーム117試合目での40本はシーズン162試合に換算すると55発ペース。「USAトゥデー」のB・ナイチンゲール記者によると、2019年のC・ベリンジャー(現ヤンキース)の123試合を上回る球団最速記録となった。大谷は自己最多の54本塁打を放った昨季も40号はチーム129試合目だった。ドジャースの選手の2年連続40本塁打は1953~57年のD・スナイダー、01~02年のS・グリーン以来3人目となった。

 大谷はエンゼルス時代の21年に46本塁打で初めて40本に到達し、23年からは2年連続で達成。そしてこの日の一発で、現役選手ではA・ジャッジ(ヤンキース)らも成し遂げていない領域に足を踏み入れた。

◆大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)

 ▽18年 22本

 ▽19年 18本

 ▽20年  7本

 ▽21年 46本

 ▽22年 34本

 ▽23年 44本★

 ▽24年 54本★

 ▽25年 40本

編集部おすすめ