◆卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第4日(10日、横浜BUNTAI)

 女子シングルス準々決勝が行われ、昨夏のパリ五輪銅メダルで世界ランク13位の早田ひな(日本生命)が同3位の陳幸同(ちん・こうどう、中国)から先に2ゲームを取ったが、2―4で逆転負けを喫し、4強入りを逃した。これで日本女子の出場5選手は全て敗退した。

 先手を取ったが、力尽きた。過去4戦全敗の難敵に、早田は強烈なバックドライブで攻めた。相手の強打をストップし、バックでクロスに決めてガッツポーズ。ゲーム間では、ベンチに入った岡雄介トレーナーに負傷している左腕付近をほぐしてもらい、勝負に集中。先に2ゲームを連取した。

 しかし第3ゲームからラリーで少しずつミスが見られ、相手にペースを握られた。4ゲームを連取されて逆転負けを喫した。

 9日に張本美和(木下グループ)との日本人対決を3―2で制して8強入り。この日の難敵・陳戦に向けては「世界選手権(個人戦)でも対戦したんですけど、その時は(カタール開催で)ほぼアウェーでさみしかったので、明日(10日)は(日本の応援が)100対0で応援してもらえるように、皆さんの応援よろしくお願いします」と意気込んでいたが、自身2度目の4強入りに一歩、届かなかった。

編集部おすすめ