10日の新潟2R・2歳新馬戦(芝1800メートル)で良血のオルネーロ(牡、美浦・宮田厩舎)が逃げ切って初陣を飾った。

 好スタートから先手を奪い、1000メートル通過は62秒5のスローペース。

手応え十分で迎えた最後の直線は上がり3ハロン33秒4の末脚で、後続を寄せつけず最後は2馬身差をつけた。ルメールは「スタートが良かったので逃げました。物見をしていたけど、冷静に走れていた。距離は2000メートルでも良さそうです」と余力十分の初戦を振り返った。

 半姉には18年の阪神JFなど重賞を6勝したダノンファンタジー。ルメールは「サトノダイヤモンドっぽく、跳びが大きくて長い脚を使えます。能力がありそうです」。自身が騎乗し16年の菊花賞、有馬記念を制した父から受け継いだ高い素質を感じ取っていた。

 宮田調教師にとっても期待が膨らむ勝利となった。「1800メートルでも短いくらいと思っていたので、距離は持つと思います。来春が楽しみです」とクラシックを見据えていた。

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