10日放送のフジテレビ系情報番組「Mr.サンデー(日曜・午後8時54分)は、第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)に出場した広陵(広島)が今大会の出場を辞退したことを報じた。
大会途中での出場辞退という異例の展開を報じたMCの宮根誠司氏は「甲子園に出場してからの辞退という前代未聞の事態の裏には一体、何があったのでしょうか?」と問いかけ。
SNS上で様々な情報が拡散している点についてコメンテーターで出演のノンフィクションライター・石戸諭氏が「暴力事案についてSNSで広がっているような話がもし事実であるならば、ただ単なる暴力とかいじめだけではない、もっと深刻に捉えなければいけない事案に発展しかねませんから。ここは学校側は事実関係をつかまなければならなかった。でも、これはもっと早くやるべき話でした」と指摘。
この言葉を受け、宮根氏は「SNSで真意が分からないものがどんどん広がってるんですけれども、やっぱり、まず考えなきゃいけないのは、誹謗中傷とか爆破予告っていうのは犯罪ですよっていうことをまず皆さんに周知しないと。これ、どんどん広がっていく」と話した。
広陵を巡ってはSNS上で暴力事案が判明。5日には日本高野連が3月に厳重注意とした事案があったことを発表し、6日には学校も野球部員の暴力行為を公表した。さらには別の事案で元部員が被害を訴えていることも判明し、同校では元部員の保護者からの要望を受け、第三者委員会を設置して調査を進めてきた。