◆第136回ベルリン大賞・独G1(8月10日、ホッペガルテン競馬場・芝2400メートル、良)
ドイツ伝統のG1競走に6頭が出走し、単勝1・2倍の断然人気に支持されたレベルスロマンス(セン7歳、英&UAE・チャーリー・アップルビー厩舎、父ドバウィ)が同レース3年ぶりの勝利で、8度目のG1勝利を挙げた。主戦のウィリアム・ビュイック騎手が米仏遠征のため、19歳のビリー・ロックネイン騎手との初コンビとなり、同騎手は自身初のG1初勝利。
レースは2番手から進め、逃げていた2番人気のジュンコ(レネ・ピーヒュレク騎手)を外からかわして先頭へ。内でジュンコが抵抗し、マッチレースとなったが、前に行かせず3/4馬身差で勝利を決めた。
同馬を所有するゴドルフィンのホームページでロックネイン騎手は「言葉では言い表せない恍惚とした気持ちです。この色(ブルー)の勝負服で騎乗でき、このような馬に騎乗できる機会を得られたことは本当に幸運です。ビュイック騎手に心から感謝します。昨夜、彼と話しましたが、彼は私に何をすべきかを的確に教えてくれました。レベルスロマンスはまさにスター馬です」とコメント。アップルビー調教師は「カナディアンインターナショナルステークス・G1(10月5日、カナダ・ウッドバイン競馬場・芝2200メートル)に行くでしょう」と今後について話した。
レベルスロマンスはブリーダーズCターフ・米G1を2勝や昨年のドバイ・シーマクラシックなどを制している世界的な名馬。先月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは2年連続の3着になっていた。
ベルリン大賞は1着賞金が10万ユーロ(約1631万円=フランスギャロの2025年レートで1ユーロ約163・132137円で計算)。