◆フィギュアスケート サマーカップ 第3日(11日、滋賀・木下カンセー・アイスアリーナ)

 女子ショートプログラムが行われ、昨季世界選手権銅メダルの千葉百音(木下グループ)は60・60点で6位発進とした。冒頭のフリップ―トウループの連続3回転は着氷。

だが、ダブルアクセル(2回転半)と3回転ルッツは転倒し、「調子が悪くなかっただけにこの結果は非常に悔しい」と今季初戦を振り返った。

 昼に満開の桜と夜桜をイメージした衣装で「さくらさくら」を滑った。「静」と「動」の「静」を表現するところを醍醐味としている。「プログラム全体の大きさは緊張した場面でも出していきたい。練習でも本番でも同じ大きいスケールでできるように」とテーマを語った。

 来年2月にミラノ五輪を控える今季。不満のスタートとなり、「去年よりも安定した演技をする目標がある。今回のSPは自分に憤りを感じている」と唇をかんだ。12日のフリーでは「ロミオとジュリエット」を初披露する。「曲の雰囲気を失わず、一歩一歩落ち着いてジャンプを跳んで、少しでも自信につながるようにしたい」と前を向いた。

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